アスクスウインズ主催、「第二回セルフプロデュース型編曲コンテスト」優秀賞を受賞した楽曲です。
「ラプソディーインブルー」「パリのアメリカ人」で知られるアメリカの作曲家、ジョージ・ガーシュインのピアノのための作品をサクソフォン四重奏にオーケストレーションした作品です。ガーシュインらしいジャズやブルースのような要素が詰まった楽曲です。サックスカルテットの演奏会や、カットをすればコンテスト等にも使用することが可能です。
〈第１楽章〉
「ラプソディーインブルー」を思わせるソロのフレーズから始まります。この２小節はテンポに縛られず、自由に演奏してみてください。3小節目から始まるリズムはシンコペーションとなっています。7小節目からのソプラノサックスのメロディーが加わっても、シンコペーションのリズムが崩れないように気をつけてください。メロディもシンコペーションのアクセントがついています。3小節目からはビッグバンドのようなイメージで演奏してください。
〈第2楽章〉
半音階のような伴奏から始まります。ブルースのような、少し大人な雰囲気をイメージしていただければと思います。伴奏の音価は全体的に長いですが、バックで8分音符や3連符のリズムでドラム（スネアドラムのブラッシュ）が静かにビートを刻んでいるのをイメージ・感じて演奏してください。この曲のメロディはまさに人が歌っているボーカルのようにゆったりと演奏してください。Cからのバリトンサックスのソロもたっぷりと演奏してください。
原曲やガーシュインの演奏はこの楽譜通りですが、好みによっては８分音符をswingのリズムにして演奏しても良いかもしれません。
〈第3楽章〉
遠くから迫ってくるようなリズムの前奏から始まります。ここでは1楽章同様、シンコペーションのリズムが崩れないように気をつけてください。Aからも同様で、メロディーが始まりますが、T.SaxとB.Saxのシンコペーションのリズムが崩れないように気をつけてください。Cの１小節前のT.saxの7連符は無理のない速さ（多少崩しても）で演奏してください。Dは遠くから何かが迫ってくるようなcresc.を表現してください。Gはいよいよ最後ですが、この3曲を締めくくるのにふさわしく吹き切ってください。
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【楽曲詳細】
♪ 作品コード:ASKS-SPAC08
♪ 作品種類:サクソフォーン四重奏
♪ 編 成:S/A/T/B
♪ 作曲者:G.ガーシュイン
♪ 編曲者:小助川謙二
♪ 制作年:2020年
♪ 難易度:G4
♪ 演奏時間:約5分20秒
♪ 初演情報: -
【発売日】
2021/4/20
